cfitsioのインストール(For mac user)
天文学でよく用いられるfitsファイルをc言語で扱うためのライブラリであるcfitsioのインストール方法をまとめます。
(1)cfitsio自体はNASAのホームページにあるため、そこからダウンロードします。
https://heasarc.gsfc.nasa.gov/docs/software/fitsio/fitsio.html
(2)linuxコマンドでインストールしていきます。(括弧書きはrootに置く場合。)
[ ]はコマンドを表します。
- ディレクトリにtar ファイルを移動させる。(rootの通っている場所に)
- tarファイルを解凍します。[tar zxvf cifitsio○○○.tar]など
解凍方法は以下を参照
tar/zipコマンドで解凍・圧縮一覧まとめ(gz、zip、tar.xzなど)
覚えておきたい TAR などの解凍・圧縮コマンドの使い方まとめ | Macとかの雑記帳 - 解凍できたらそのディレクトリの中に「cfitsio」というディレクトリができているので、そこへ移動。
[cd cfitsio] - [./configure] と打ち込んでファイルを展開します。
- [make] と打ち込みます。
- [make install] でインストールします。(rootの場合は権限が必要になるので、[sudo make install]と打ち込み、パスワードを入れます。)
これでインストール完了です。
c言語のプログラムでのヘッダーは
「include < fitsio.h>」を加え、コンパイル時は「-lcfitsio」をオプションとして加えると、コンパイルすることができます。
一般のディレクトリにインストールした場合は、コンパイル時にpathを通す必要があるので、pathを通してください。(以下、gccコンパイルにおけるpathの通し方が載ったページ)
http://www.ysr.net.it-chiba.ac.jp/data/cc.html
rootにインストールした場合は、pathを通す必要がないので、そのまま「-lcfitsio」をつけるだけで大丈夫です。
次回?は実際にcfitsioを用いて、c言語にfitsファイルを読み込ませるところをまとめようと思います。
ちなみにこのインストール法はmacとlinuxでしか試していませんので、Windows(cygwinなど)でうまくインストールするかどうかはわかりません。
ご容赦ください。